トヨタ プロエース マックス(2024):トヨタが「スプリンタークラス」に参入。トヨタは商用車のラインナップを拡大し、2024年にプロエースの大型バージョンを市場に投入する。プロエース マックスとして、メルセデス スプリンター、VWクラフター&カンパニーと競合する。
トヨタは既存の「プロエース バーソ」と「プロエース シティ」に「メルセデス スプリンタークラス」に対応する兄貴分「プロエース マックス」を加える。開発にあたっては、このニッチ分野ですでに「フィアット デュカート」で成功したモデルを提供しているステランティスと提携する形をとった。したがって、「プロエース マックス」が「フィアット デュカート」に外観的にも技術的にも似ているのは当然のことである。
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トヨタ プロエース マックス(2024)はカスタマイズ可能
新型「トヨタ プロエース マックス」は、市場導入時に2種類のホイールベース(3450/4035mm)、3種類の全長(5413/5998/6363mm)と全高(2254/2524/2764mm)が用意される。パネルバン、フラットベッド、7人乗りクルーキャブ、ワンウェイティッパー、スリーウェイティッパーなど、ボディは個別に設定できる。積載スペースは10~17立方メートル、積載量は1,500kg、牽引能力は2,400kgである。
プロエース マックスも電気駆動
電気駆動の「プロエース マックス」を選ぶと、出力272馬力(200kW)、最大トルク410ニュートンメーターが得られる。110kWhのバッテリーを組み合わせると、航続距離は420kmになる。充電レベルは55分以内にゼロから80%まで上昇する。
また、120馬力または180馬力の出力を発揮するディーゼルエンジンが用意され、6速マニュアルギアまたは8速オートマチックトランスミッションを介してパワーを伝達する。また、各種アシスタンスシステム(クルーズコントロールやトラフィックジャムアシストなど)も用意されている。事故データメモリーも搭載されている。大型商用車で特に実用的なのは、クルマを安全に走行させる横風アシストシステムだ。
プロエース シティとヴェルソにも採用
トヨタは「プロエース マックス」の発表を機に「プロエース シティ」と「プロエース ヴェルソ」も同時にマイナーチェンジを実施。3モデルともフロントエンドが変更され、LEDヘッドライト、コーナリング機能付きフォグランプ、16インチアルミホイールがオプションで追加される。
「コンフォート」以上の装備ラインには、7インチのインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムを操作するための10インチのタッチスクリーンがある。これはAndroid AutoやApple Carplayの操作にも使用できる。小型モデルには、2024年から電気駆動のオプションも用意される。
正確な市場投入と価格は未定
「トヨタ プロエース マックス」の市場投入は2024年と発表されている。価格はまだ確定していない。ショートホイールベース、パネルバンボディ、小型ディーゼル(120馬力)の「フィアット デュカート」は現在40,817ユーロ(約650万円)から。「トヨタ プロエース マックス」の方が若干高い価格になりそうだ。
Text: Lena Trautermann Photo: Toyota Deutschland GmbH
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